« 結婚50周年 | メイン | にぎやかなお葬式 »

2005年02月06日

天国へ

050206231845.jpg

前回の日記からちょうど一週間ぶりの更新です。

ごぶさたして、すみません。


実は、前回の日記の更新の翌日。

おじいちゃんが天国へ行きました。

1月31日 午前10時41分。享年76才でした。


急を告げる電話が入ったのは午前6時45分。

父にたたき起こされる前から、すごく胸騒ぎがしてはいたのですが。

いや、もっと言うと前日の帰り際のおじいちゃんの様子がすごく気にはなっていたのですが。

知らせを聴いた瞬間、ついにその時が来たのかと思いましたよ。


気温が前日と比べて7度も低い、雪が降りしきるマイナス9度の早朝。

車のドアも凍り付いて開きません。


焦る気持ちをまだ大丈夫となだめつつ、熱湯を運ぶのももどかしく。

ついに迎えた事態に、母の表情はいよいよ緊張にこわばり。

とるものもとりあえず、病院に急行しました。


午前7時20分。

病院に到着して2階の病室へ駆け込みました。


すでにおじいちゃんと親元で同居しているおじさんの家族がいて。

意識が薄れつつあるおじいちゃんに、必死で呼びかけをしていました。


僕が来たことは解ってくれたみたいで。

うん、ってうなずいてくれましたよ。


呼吸が吸っても吸っても入ってこないようで。

ものすごく苦しそうで。

すごくそれがつらくて。


午前8時40分。

いよいよ事態は深刻になり、午前9時まで勤務中の兄を電話で呼び出す事に。

早すぎる展開に相当の衝撃を受けたようですが、とりあえず電車に飛び乗って病院に向かうように指示をしました。

誰だって、こんなに早くに最後が来るとは思っていなくて。


午前9時30分。

電車で通勤中だった、叔父の娘が到着。

これで私を含む7人の孫の到着は、残すところ兄だけになりました。

おじいちゃんの呼吸は徐々に安らかになり。


午前9時50分。

最寄りの駅に到着した兄を猛ダッシュで迎えに行きました。

見えないタイムリミットはあと少ししかなく。

あまりのつらさにゆるみそうになる心の手綱をぎゅっと締め付け。

夜勤明けでふらふらの兄に事態を説明し、病室へ。


7人の孫が全員揃いました。


全ての家族が揃い、おじいちゃんに呼びかけを。


おじいちゃんの意識はもう、ほとんど無く。

でも聞こえているのだと信じて。

ほほをさすり、髪をなで、体温が失われていく足先をさすり。

自分の生命力と引き替えにおじいちゃんが救われるのならと願いながら。

生命が失われるその瞬間まで。

一族全員で見守りました。


そして、午前10時41分。

おじいちゃんは旅立ちました。


結婚50周年の花束を喜び、愛でていた昨日。

かわいがってくれた日々の想い出。

おばあちゃんへの感謝の気持ちを促した僕に、照れた笑いを浮かべるだけだったおじいちゃん。

目の前の安心しきったおじいちゃんの表情。


すべてがなんだかたまらなくいとおしくて、涙で曇り。


もう少し、あと少し生きてて欲しかったな。


もう一度、一緒に酒を飲みたかったな。


おじいちゃんの誠実な生き方に憧れていたよ。

実はたくさんの奇跡が起こっていて。

本来お休みするはずだった予定を一週間延ばして取った休暇の日に、おじいちゃんが旅立って。

本来なら一族の中で一番遠い場所に住んでいる僕は、絶対に死に目に逢えないところ。

それが死に目に逢うどころか、前日に結婚50周年を祝うことが出来て。


全ては、偶然が重なって起こった出来事。

おじいちゃんが呼んでくれたのでしょうか?


全てのことに感謝しています。

ありがとう。

本当に、ありがとう。

投稿者 shell : 2005年02月06日 23:18

コメント

コメントしてください




保存しますか?

(書式を変更するような一部のHTMLタグを使うことができます)