2005年06月29日
いつかの約束
先週、ようやく一つの物語が終わりを迎えました。
別々の道を歩むようになってから、ちゃんと話したのは10ヶ月ぶりでしたが。
あまり幸せそうではなく、寂しそうにしていたのが気にかかって。
あのころは、ただ黙ってそばにいるだけで。
あんなにも深く、素直に聴けたのに。
伸ばしてくれたその手を、何のためらいもなく握りしめてたのに。
いつからか、その形が変わって。
なんて簡単に。
他人に心を明け渡していたんだろうと、時々、強く。後悔する。
残していったもの。
置きっぱなしにして、それでもまだ忘れる事が出来なかったもの。
悲しみは今も日常のあちらこちらに点在していて。
通り過ぎる、街の匂いにも。
地下鉄の雑踏も。
太陽の匂いのするシーツにも。
それから、一人で食べる土曜の夕食と日曜の朝食も。
それでも、とにかく。
当たり前のことなのだけれども。
この悲しみにあふれた世界で私は、生きていかなければいけない。
今はまだ、無いけれども。
いつかこの世界の色彩が変わるかもしれないと思いながら。
久々の再会は、お互いの中の時計を再び動かすために必要な事でした。
たとえそれが痛みを伴うものだとしても。
ようやく、本当に意味で。
もう少しで、新しいスタートに立てそうです。
投稿者 shell : 2005年06月29日 01:21